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Introduction

3歳の息子の手を引き、たった3つのスーツケースで降り立ったカリフォルニア。
結婚当初からの夢、思えば少し強引なチャレンジでもあった海外移住先にこの場所を選んだことは、私にさまざまなものをもたらしてくれました。

子育てに明け暮れながら“自分が自分として生きていく柱をしっかり持ちたい"という思いが日に日に強くなり“私が夢中になれるものは料理かもしれない"と確信したのも、カリフォルニアの食材だけでなく、この地ならではの料理を楽しむ文化に魅せられたからです。

"料理と、それにふさわしいアレンジ、トータルコーディネートまでを伝えられる場をつくりたい"

そう決意した私は39歳の誕生日にブログ「カリフォルニア食堂」をスタートさせました。

“伝える"という立場で料理に接した事で見えてきたもの、ブログの読者の方々からもたらされるさまざまな情報から受ける刺激は、今以上に“真剣に料理と向き合いたい"という想いを強くさせ、コルドンブルーのロサンゼルス校に通うこと、さらにオールAの首席で卒業することをブログで宣言しました。

自分だけの満足のために料理があるとしたら、とうていクリアできない目標でしたが、ブログ読者の皆さんに、料理という世界を通じて伝えられるメッセージをもっともっと届けたいという想いがあったからこそ達成できた。そう思います。

そして1年後、ブログ読者が2000人を越えたのをきっかけに、料理教室を開講。ブログのファンの皆さんの多くが、この日を待っていたかのように受講者として駆けつけてくれました。

また最近では、カリフォルニア食堂に関心を持ったメディアや企業の方々からもアプローチをいただくようになりました。

料理をテーマに人前に出る者すべてを「料理研究家」として括るならば、私もその1人ではあるのかも知れません。

遅咲きで、きっかけも歩みもマイペースな私が名を連ねることへの気恥ずかしさはいまだに拭えませんが、逆に私のような者だからこそ、見える、伝えられることがあるのだと信じ、期待に応えていきたい。その使命を楽しんでいきたい。そんな思いです。

私が料理に関わっていくうちに、器や盛り付けにこだわりの強かった母がつくる、目にも鮮やかな和食のイメージが強く影響していと気づいたように、皆さんそれぞれに料理が置かれる場へのこだわり、世界観を持っているはずです。

料理そのもののテクニックだけでなく、人それぞれが持っているそんな世界感をカタチにする。そこには、人生で体験した薄れかけた“料理を囲んだ場所"の記憶が蘇る喜び、気づかなかった自分の中にある引き出しを見つける喜びがあるはずです。

料理を通じ、皆さんの毎日が、新しい発見やトキメキに満ちたものになるお手伝いができたら幸せに思います。

カリフォルニア食堂
坂井慶子

Philosophy

カリフォルニアでは“ポットラック"と呼ばれる、あり合わせの料理を持ち寄って開く気軽なパーティが盛んで、ひとつの文化にもなっています。
でもアメリカ在住の日本女性の中には“他の参加者を喜ばせるような手軽な料理なんてどうやってつくればいいのか"と悩んでいる方もいました。
料理教室「カリフォルニア食堂」の出発点は、料理の技術的な事を学んで欲しいということ以上に、料理に向き合う余裕のあまりなかった方々に、ちょっとしたコツを知ってもらうことで、見違えるように映える料理がつくれる喜びを感じてもらいたい。
そしてそこから生まれるコミュニケーションを存分に楽しんで欲しいという思いからでした。

それぞれに素敵な器であっても、すべての料理が映える魔力を備えている器はありません。
その料理が映えるかどうかでの器選びも料理の一部。
洋食=洋食器という先入観、定石を捨てることで世界が広がるはずです。

調理器具

使い勝手はもちろん、素材の香りやうまみ、栄養素も生かす道具こそが、料理をおいしくする最強の武器です。

食材・調味料

この食材を生かした"という想いからのレシピの発想や、めずらしい調味料がもたらす変化や発見は料理の醍醐味です。

インテリア

カリフォルニア食堂は“ラスティック"がキーワード。
「ちょっとひなびた、田舎っぽい」あるいは「少しだけくだけた感じ」と言う意味ですが、インテリアも、フラワーアレンジメントも、自然なものを組み合わせて、少し崩した感じにするのがマイスタイルです。

Book

坂井慶子、カリフォルニア食堂を取り上げて頂いた書籍のご紹介です。
書店やAmazonや楽天などのWebストア、電子書籍でもお買い求め頂けます。


「野菜のフィンガーフード101」
ひとくちからのおもてなし

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「理想の暮らしの見つけ方」

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